スペインの選手たちの試合中における振る舞いは、また日本とは少し違う。マイペースにプレーする。敵の様々な種類のプレッシャーに対して、慌てるような感じはない。そのプレッシャーに対してどう攻めていこうか、それだけのようだ。— Yuki Muramatsu (@YuKiMuramatsu__) 2016年3月27日
プレッシャーに対して様々な戦術的アクションを持っている。チームではなく個人的なエゴでボールを取りに行こうとすれば、入れ違いを喰らう。各選手がその力を持つので、スペインの守備は少しずつ来る。これも同様で、個人的なエゴで前進しようものなら、自ら網にかかりにいくようなものだ。— Yuki Muramatsu (@YuKiMuramatsu__) 2016年3月27日
感情を露わにする。点を取られたらボールを蹴る。悔しすぎてキックオフをしない。もしかしたらですが、日本では教育的になりすぎているのかもしれない。監督や親は子どもたちに色々と我慢させすぎていて、感情を奪っている可能性がある。そして自由という言葉が流通するのだろうが、また勘違いがある
— Yuki Muramatsu (@YuKiMuramatsu__) 2016年3月27日
日本人とは違った視点で時を重ねていくスペイン人から感じるものは、私たちにとっては刺激的である。良い意味でのマイペースに。相手やチームとの関係、自分の目的や目標、自分の能力、そういったものを抱きながらマイペースにプレーする。
スペインの選手たちは試合に勝つために必要なことを知っているし、そのために自分ができることとできないことをポジティブに把握している。個人技を見せびらかすようなプレーや個人頼りのプレーはみなかった。
個人の技術力のみに働きかけすぎるとチームの中での振舞いを学ぶことはない。チームの中で自分をどう出すか、どうコミュニケーションをとっていくか。チームの中での振舞いは大人になって学ぶことではなくて子どものうちに身につけてほしいことであり、その経験の積み重ねで大人になっていってほしい。
それがフットボールをより楽しいものに変えるだろうし、コミュニケーションの力を養っていくことだと思う。しかし、それを指導者がどう管理していくかが大切になるので頑張らないとならない。
フットボールを見る習慣が根強く、そのフットボールがスペインフットボールだということも大きいことだと思う。子どもが選手を真似しているところはたくさんある。
子どもに真似をさせてはいけない部分もあるけれど、喜び方や悔しがり方はプロ顔負けだ。子どもたちは我慢しないといけないこともあるけれど、日本ではもう少しいろいろなことを自由にさせることが逆に子どもたちの成長になるのではないかと思うことが多い。