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2013年1月2日水曜日

トップと同じようなフットボールを展開する。FCバルセロナのちょっとした歴史



トップチームと同じフットボールをする


今回フットボールはU-11(フットボール7)とU-13の試合を見たが、改めて感銘を受けた。各ポジションに、トップチームと似たような選手がいたりする。10番は左利きで小さくメッシと同じポジションだった。




FCバルセロナは1899年に創設された


その当時からソシオから会費をもらっていた。
一般市民にも愛されるスポーツとして普及、初めてのスタジアムの建設にはソシオが債権の発行を受け入れた。
独裁政権におけるクラブ消滅の危機にも、ソシオの経済的援助、銀行の協力を得て回避する。


多数の死者、事務所の破壊、それでも試合は続けられていく


1936年-1939年、スペイン内戦。その間にも、このクラブはフットボールクラブとしての使命を果たすべく事情が許す限り試合を行う。

この戦争で勝利を収めたフランコは、敗北した人間(バルセロナのあるカタルーニャ州もそう)に強制労働を強いた。そこでFCバルセロナを支配下におさめつつ存続させ、カタルーニャ人のエネルギーが政治に向かわないようにした。


カタルーニャ人にとってFCバルセロナの存在は一つのクラブ以上のモノ


政治的に「カタルーニャ独立主義」、民族的に「我らを代表するクラブ」となっていた。それをフランコは十分認識しており、このクラブの持つ根本的な存在価値を消し去らなければならないと考えた。だが急激に行えば、必ず反発がある、クラブを抹殺することなく、政外する。

それでもフットボール人気はフランコが想像していた以上に復興を進め、民衆の中で「生活の一部」として定着していく。
1975年フランコの死により、スタジアムで40年ぶりにカタルーニャの旗を振る。