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2012年12月17日月曜日

“カンプ・ノウ”と“ベルナベウ”の両スタジアムで見たクラシコ。そこに詰まったスペイン文化



サッカー中心に社会が回っているような感じがする。


スペインではサッカーの話でありふれている。バルやロッカールームではサッカーの話が飛び交い、練習中でも今どっちが勝っているか気にしている。生活道路でもそうで、サッカーの話をしているのが耳に入ってくる。いろいろな人によく「お前はどこのチームを応援しているんだ」と聞かれる。

今いるマドリードで「好きなチームはバルセロナ!」と言ってしまえば、結構な批判に浴びる。バルセロナの位置するカタルーニャ州は独立心が強い。その独立心が納得いかないという話をマンションの管理人からきいたことがある。


バルセロナとマドリーのライバル意識がより盛り上げる


もともとカタルーニャという独立国だったことでスペイン人よりカタルーニャ人という意識のほうが強い。バルサは応援するがスペイン代表は応援しない人がいる。

バルサは独立意識の高いカタルーニャ地方の象徴となっている。ここは港町で栄えていたために経済的に豊か。そしてスペイン語とはまた違うカタルーニャ語を使い、スペインから独立の動きをいつも見せている。

1936年から始まったフランコの独立政権。マドリードにある中央政府が、民族運動やカタルーニャ語の禁止など、あらゆる弾圧を行ったことも影響しているという話もある。


そんな人たちが集う、スペイン文化が詰まったスタジアム



スペインを知りたいなら、まずはサッカースタジアム。そこには沢山のスペイン人が、その血でその気質で自分のチームを応援している。