2016年6月10日金曜日

技術とはボールをつかったコーディネーション。リアルゲームで培ったものが本物の技術






スペインで基礎は戦術


技術練習は日本では基礎と言われ、非常に大切とされている。しかし、スペインでは技術練習を基礎とは呼んでおらず、どちらかと言えば戦術の話をするときに「基礎」という言葉は出てくる。日本で言われる基礎はコントロールやパスなど、止めて蹴るということに焦点がおかれていることが多い。スペインで言われる基礎とは、攻撃においてはボール無しの動きや技術を戦術的に活用すること、守備のおいてはプレッシャーとカバーや利き足を封じることなどにある印象。


プレーの中で技術を学ぶようにすること


私にとっての基礎は戦術にある。選手たちは戦術の中でプレーしていて、その戦術に応じた技術が必要となる。戦術に応じていない技術はプレーに現れないので、試合中に使うことは滅多にない。もしアナリティックな技術練習を行うのであれば、プレーから抽出するべきであり、そのプレーには戦術が付随しているべき。


相手がいる中でもボール扱いはあるので技術も巧くなる


相手なしの技術練習は、ボール扱いを学ぶために必要なものである。でもボール扱いとはボールを触る足ばかりが大切なのではなく、体全体のコーディネーションが大切なことがわかると思う。そしてそれは、試合で行うための効率的なボール扱いでなければならない。試合の中での身体の使い方、そこで技術を学ぶことがフットボールの技術であり効率的である。相手無しの練習でコダワリを持ちすぎて、試合で不利となっている選手を見かけることは結構ある。


技術練習はできる限り、リアルゲームや相手がいる中で行うべきだ。そうでないと、試合で効率的な技術を獲得することにはつながらないだろう。