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2016年3月15日火曜日

パワープレーにおける心理的要素を考える。自信、不安の管理、決断など




パワープレーが行われるシチュエーション


試合終盤に負けているチームが攻撃を仕掛けるため
沢山の得点を短い時間で奪われたため
相手チームのボール保持率がかなり高いため
自チームのボール保持率がかなり高いため


パワープレーの失敗をよく見かけるのは下手くそだから


パワープレーはフットサルをよりスペクタクルにするものと思っている。しかし、そのためには幾つかのことを考えておかないといけない。そしてトレーニングを十分に積んでこないといけない。

試合終盤、負けているチームが「パワープレー返し」により失点をさらに増やしてしまうケースは多いが、どうせ失敗すると思っていてはいけない。パワープレー成功の可能性を低くしているのは自分たちである。パワープレー自体に可能性がない訳ではない。

高めるためにできることを考えなければならない。足りないものは私たちにある。パワープレーに原因はない。戦術の中でフットサルをする経験値、パワープレーの経験値、決断能力など。



自信


実現させるアクションに対して、仲間による信頼に対して、選手たちが安全性を認知すること。試合で起こったこととは独立して、ゴールを奪うという明確な目標に向かう。

グループでの、コミュニケーションやモチベーション高い雰囲気を通じてトレーニングされていく。信頼は、指摘、大きな努力、よい賞賛を通じて毎日の練習で働きかけられる。


不安の管理


ゴールのは誰もいない。ボールロストは失点を招く。しかし、それを考えることは、緊張や不安を生む。選手たちが、その緊張や不安から脱した状態でプレーできないとならない。

練習の中で、リラックスでの技術を獲得することがまず重要なこと。筋肉の硬直や脈拍数の上昇を避けながら、ストレスやネガティブな思考を払いのけるようにもしていく。注意の焦点調整(適した集中レベル)、ストレス耐性(どのように対峙し乗り越えるか)、これらも練習メニューを通じて、できる限り獲得していくようにしたい。



つまりここ。決断力


最後の結果を決めるメンタルの迅速さ。あるアクションの実行に先行している。様々な状況の見定めと各瞬間おける優先順位が基本とされる。パワープレーには特別な決断が必要とされ、とても早いものでなければならない。

それらの瞬間に実行するために頭の中を準備する。試合の中でオートマティックな方法で実行できるように、練習の中で状況に応じたすべてのアクションとその効果を準備していく。