シーズン、練習や試合を計画する際には、様々な要素に注意を向ける。フィジカル・テクニック・タクティクス、相手チームの特徴の分析、栄養の摂り方、ユニフォームの種類…。しかし、そういった様々な要素に対してどれだけの心理的準備(メンタル的要素)は含まれているか。
チームを満足させることは何より基本的な事
「集中しきれなかった」「信頼を失っていた」「プレッシャーから逃げ守りに入った」
試合を終えると、こういう言葉を聞くことはあるのではないか。これらの心理的能力のパーセンテージを高めるために、重要なことを監督は与えられているだろうか。
感情も一緒にプレーしている。しかし、それを向上させるために管理する形式や方法論を樹立することは少ない。戦術的とか身体的な準備が熱心に行われる中で、心理的準備にそれ以上の焦点が当てられることはあまりない。問題や衝突あった時には頼みの綱として心理的準備が考えられるけれど、その後通常のルーティーンに入れば軽視してしまっている傾向にある。
チームの心理面を管理することは大きな仕事のひとつ
心理的な過程、もしくはコーチングという概念は継続したタスクである。監督と選手たちの考え方や感覚であるので、休むことはない。それは個人の振舞いや決断となり、チームに影響する。もし、こういった要素を確かなものにしていこうとするのであれば、時間に従事しなければならない。
フットボールには注意しなければならない様々なスポーツ的状況がある。監督はリーダーであり、選手やチームの心理レベルの基本的な管理者である。
監督が選手に対して行う心理的準備への働きかけ
選手のアイデンティティと中心的な価値観を集結させる
価値観は方位磁石。私たちが行うことに方向を提供し、人のタイプを近づける。
監督と選手の関係の質に注意する
相互の調和や良い反応に働きかけなければならない。仲間意識はストレスから守る要素。
選手が持つチームに対する責任性のレベルを高める
監督はエゴを扱う。うまい選手も、そうでない選手も、それぞれの立場から責任を持つように。
自信を獲得することを助ける
監督自身が考えることを選ぶことは、どのように行動するかを決めるしかんじることを決める。選手たちにできると思うことと、できないと思うこと、その分別は人次第。
変化への適応性を発展させる
突然の変化はストレスを生む。なぜなら習慣を変えなければならないから。可能性の幅、決断の能力、リアクションのスピードを選手たちが持てるように、監督はこういう状況を有利にしていかなければならない。
問題を解決することを学び、時間を管理し、ストレスを減らす
個人的にも集団的にも選手の思考能力を好ましくする。大胆に自分の能力や新しいプレーを試すために。監督は信頼を与える。
自己支配する
注意をおく能力を訓練すること。状況に応じて心の声を発展させること。
モチベーションの道具を用いる
毎日動くスポーツへの情熱へ再びつなげるため。頑張る状態を変えるために。結果がついてこないときの我慢のために。ポジティブな形で自分自身と対話することが、スポーツの成功の鍵の一つ。
リーダー像を強化する
言葉と行動の一貫性により獲得されていく。