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2015年3月5日木曜日

コート内では相手ありきのメニューのみ。スペイン3部テクノイ・グランペニャの練習 /スペインフットサルの旅2014



石川選手(当時東海一部MEMBER OF THE GANG所属) が練習参加



体育館の玄関入ったところにみんな集まっている。最初に大きな声をかけてきたのはトマス。彼はヘススの友達で、フットサルの試合やクリニックなどがあれば一緒に行った友達。怪我をしているので今日の練習は休憩、一緒に練習を見ることになっている。トマスの守備能力は非常に高く昨シーズン日本代表と試合をした時には、その攻撃をしっかりとシャットアウトしていたほどだ。全員と挨拶をし、練習参加させてもらった。


ミーティング


前節の試合について話し合っていた。特にメンタル面の話だった。


練習序章


ストレッチ、ランニング
様々なショートダッシュ
筋トレ


ボールを使ったアップ


5対1でのロンド2ヶ所。1タッチ。隣の人とは1mぐらいの距離。5つのマーカーがおいてあり監督が「コノ!」と言ったら守備者も含めて6人が5つのマーカーの上に素早く立つ。遅い人は守備。もし「ヤ!」と言えば、もう1ヶ所のロンドのマーカーの上に素早く立つ。遅い人は守備。


4対4+2キーパー /トランジション


守備する選手はビブスを持っていないといけない。攻撃時にはビブスを離す。4つのビブスをつかう。


4対4+2キーパー /トランジション


相手攻撃が自陣に入ってきたら、相手のキーパーが一人守備をしている選手を呼ぶ。その呼ばれた選手はキーパーと1対1をしてからでないと守備に参加することはできない。


2対2+2対2+2キーパー /ピボットを使ったフィニッシュ


。各陣地に攻撃者2人、守備者2人がいる。2人のピヴォがゴール横に立っており攻撃者の協力をする。パスを受けたピヴォは何度でもパスを受けることができるがシュートは打てない。パスを受けなかったピヴォはボールが外に出るまで参加できない。自陣からピヴォへ直接パスを通すことができた場合のみピヴォはそのままシュートを打つことができる。


練習の動画





スペインの監督や選手との話や関わりこそが大きな財産


練習中はトマスとずっと話をしていた。選手の年齢や長所短所について色々と話した。日本人だが、僕の言うことや質問にトマスやヘススは理解を示してくれる。指導者資格の勉強やインテルで学んだことは肩書にできるが、肩書にできない彼らとの会話こそ大きな財産。

監督のビティは元キーパーで誰よりも横に大きい。一見だらしない感じがするが、試合前のロッカールームではチームを巧くまとめていた。このチームを率いて3年目。昨シーズン4部で優勝し今年3部を戦っている。このチームに来る前も4部で戦っていたチームを3部に引き上げたのだが、財政難でチームは消滅。ようやく念願の3部でチームを率いることができている。


練習後のシャワーは欠かせない


練習後、更衣室に行ってみんなでシャワーを浴びた。これは石川に経験してもらいたいと思っていたことの一つ。彼らの明るさや陽気さ、そこにいるともらえる元気がある。チーム全員が一つの空間でシャワーを浴びることで、練習で苦しいことや色々と感じることがあったとしてもそこでリセットされるような感じがある。

どこの体育館に行ってもシャワーがあり、大体どのチームも練習後にシャワーを浴びる。素晴らしい文化のひとつだ。