2014年12月19日金曜日

日本代表のメンタルを垣間見る。ザックジャパンの通訳が記した「通訳日記」から



フレンドリーマッチとオフィシャルマッチのモチベーション

代表レベルであっても、差があるのか。これは私が属しているクラブで抱えている、私の課題のひとつでもある。

カテゴリーや立場は違う、でもこれは一つの日本の課題なのだろう。サッカーはカテゴリーによっては公式戦は増えてきているが、各年齢全選手の公式戦は多くはない。公式戦への意識が高まりそこに向けたトレーニングマッチとして、練習試合は言い訳が成り立ちやすい。

スペインでの練習試合は、大体がプレシーズンでのチーム構築に利用される。シーズン中に行うのはほんの数回。毎試合が公式戦であり、練習試合はプレシーズンに行われるメンバー選考である。

とはいえ、練習試合であってもモチベーションを与えることはできるであろう。それはクラブや監督の力量にかかる。それが足りないからこそ、代表レベルでもこういう問題が起こる。

義務感が責任感を薄くさせる

監督の言うことを聞こうとしすぎて守ろうとしすぎる。なぜならそういう風に育てられてきたということ。

それは従順のようで、薄情でもある。
監督のシステムや戦術に従うことで、個人の問題をチームや監督のせいにするためである。システムやルールは一定のルールに過ぎず、それを超えたプレーを選手は要求される。

起こった問題に対してサッカーの場合、日本人は事後型でイタリア人は事前型であるらしい。生活面ではその逆…。



日本人ということを考えた時



自発的なモチベーションに弱い部分がある日本では、アグレッシブとインテンシティは大切な要素だと考える。しかしそれは様々なコンセプトをしっかりと伝えない限り、選手の決断を奪ってしまう可能性がある要素なので注意しなければならない。

通訳日記 ザックジャパン1397日の記録 (Sports Graphic Number PLUS)
矢野大輔
文藝春秋 (2014-11-27)
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