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2014年12月11日木曜日

1-8-1.よく見る乱用、ゾーンディフェンス。基礎能力を獲得してから導入すべき、そのコンセプトとは



コンセプト


チームの各選手に対してコートのスペースの責任をとらせる。そのコートのスペースは変化する。ボール、相手に主に注意を向けることから、そのゾーンに入ってくるもの、仲間と協力することにも特別注意をする。

ゾーンディフェンスの一般的な考え


ボールラインに対する守備
もし自陣のペナルティエリア周辺で相手がプレーしているのであれば、それは異なる。

継続的なコミュニケーション
それを実現する選手たちの間で必要とされる。

基準となるものはボール
ボールを視界から失ってはならない。ここから守備者は継続的にポジションをとりなおしていかなければならない。常にプレスがかかった状態でパスラインやシュートラインをとじることに努めなければならない。

領土の担当
その領土から離れるまで付いていかなければならない。パスを受け取らせないように。(Sampedro 1997)

集団での責任
全員が全員と協力する。それにより、カバーを容易とする。個人主義ではいけない。

インテンシティ
選手たちの心の姿勢と共に見なければならない。選手たちが相手にプレスをかける能力があろうがなかろうが、守備でのインテンシティの大小について話すだろう。(Lozano 2002)

相手ボールホルダーへのプレス
全ての瞬間で守備者やその協力者によって、プレスをかけられていることを感じていなければならない。基本的に、もしボールのコントロールを保持できていない状態なら。確かな思考ができないような方法で、エラーを引き起こすように。

危険なスペースをよりよく守る
自陣ゴール前から12-15㎡。コーナー周辺の2つの角度を除く。

偉大な柔軟性
守備は上下に動かなければならない。ゾーンの中では基本的にボールと相手について注意を払った状態にあること。一人の仲間に対して2人のマークは避けること。

全選手が仲間の各ミッションを知らねばならない
効率的に仲間を助けるためやその瞬間に任されるミッションを遂行するために。なぜなら一つのゾーンだけではなく担当ゾーンは変わりやすく、誰もが習慣的なゾーンでない瞬間がある。

もしボールを持っている攻撃者が他のサブゾーンに侵入してくることを試みてきたら、守備者が他の守備者にマークを交換するのは大きな危険を含む
  • 攻撃者を受け渡したらすぐさま違うアクションを引き受けなければならない
  • パスしてマークを外してくる選手に対するマークの交換はより複雑である
  • 仲間がマークをつかまないなら守備者のミッションはついていくことである
  • ボールを持った攻撃者が守備者の間に入り込んできたら1人はカバー
  • 最終的に、良いタイミング、簡潔、明確、活、的な声による継続的なコミュニケーションや、注意や闘争心を継続的に維持することができる守備者である必要性がある

ゾーンディフェンスの利点


  • 私たちの特定エリアの防御が上がる。例、守備の中央を特に閉める、そしてピヴォへのパスやセカンドポストへのシュートを避ける
  • ヘルプを容易とする
  • それぞれの守備による技術的な欠如を犯すことをへらす
  • フィジカルの少ない消耗
  • リカバリーを簡易化とし、相手の詰めを閉じる。カウンターを有効とすること
  • 撤退を簡易化する
  • 下手なパサーによるチームに対してとても良い(Vardericeda 1994)
  • 遅い守備者のために良い

ゾーンディフェンスの不都合


  • その全ての習得は複雑である
  • 攻撃の選手による過負荷に対しては困難である
  • ミドルやロングのシューターに弱い
  • 超越されるのを避けるためにはファーストラインの守備者のフィジカルに大きな頑張りが必要
  • 予測しておかなければならない数的不利の守備が沢山起こる
  • 助ける感情を持たなければならないので、リラックスへと仕向けることができる

ゾーンディフェンスの乱用


U-10や12のカテゴリーで導入しているチームもあれば、マンマークができないからと言ってゾーンで守る大人のチームもある。
それは選手の成長に害となる。まずは、ある程度の基礎的な守備能力を獲得するのを目指してから導入したい。