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2014年8月29日金曜日

シーズン振り返りとバケーションの過ごし方 /インテルのフィジカルトレーナー





エンリケ・チチョ・イバネス、インテル・モビスターのフィジカル・トレーナー。
厳しさと共に成功を収めた2013-14シーズン。チームは素晴らしい取り組みの姿勢を維持したシーズンだった。

シーズンの終わりは一年がどうだったか分析し目標を達成したかどうかを見る時である。
フィジカル的プランにおいては、とても満足している。
怪我、各選手の個別パフォーマンスなど全てのレベルで、とても規則的なシーズンを実現した。
通常、これらはタイトルによって承認された状態となる。タイトルがないときよりタイトルがあるときのほうが、ポジティブなシーズンとして話す傾向にある。

しかし私が思うに2012-13シーズン、タイトルの獲得はできなかったがとても良い体の状態でシーズンを終えた。
各個別のプランにおいて選手たちが良い感覚でシーズンを終えたことが、その次の2013-14シーズンに大切な事となった。



各シーズンごとに違いがある。
なぜなら、プレーする試合数の違いがあるためである。
休養にも注意しないとならないし、試合のない期間に練習負荷の注ぎ込みに活用しなければならない、休息の期間にそれらを補わなければならない。
ある試合と他の試合との間でフィジカルレベルに違いのないようにする。
そして、怪我のないようにするために、試合に出る割当てが大きくなる可能性がある選手は負荷配分をすることが重要である。
選手の良い体型もまた重要で、グループのための個人能力を発展する基礎能力となるであろう。

選手にはバケーションの間、トレーニングプランの指示をする。
高いパフォーマンスのための理想的な振る舞い、そこに導くための基礎知識。身体だけではなく心の休息が重要であると伝える。
とても長いシーズンだった。約11ヶ月の練習、253セッション、41のオフィシャルな試合。
活動的休息によって休みを調整することを選手たちは知らなければならない。

プレシーズン開始の2週間前、選手たちにトレーニングを与える。
全くなにもしなかった状態でプレシーズンを迎えないように。
もし身体をいたわらないなら、中・長期的視点では良くない結果を持ってくることになる。
出来る限り活動的休息でなければならない。