2016年6月17日金曜日

やりきる!楽しむ!選手たちの決断力に働きかけていた“ミゲル・ロドリゴ”元日本代表監督



職場に到着したら、ミゲル・ロドリゴがそこにいた。そんな日常に彼が来たことは信じがたいことだった。わかっていたはずなのだけど…

Futsal Clube UNIAOが主催となって、ミゲル・ロドリゴのフットサルクリニックをホームである木曽川フットサル工場で開催した。今回は小学生に向けたもの、それはうちのクラブの社長の想いだった。参加してくれた選手たちや保護者のみなさまに感謝。

ミゲルが行なったクリニックの内容は、決断力の向上を考えたものだった。決断力とは「判断、決定、実行」というプロセスで成り立っていて、それぞれのプロセスで習得すべきコンセプトがある。スペインでは非常に重要とされていて、どの監督も知っていることである。

判断
見る。見るものが何か。見るための技術‐戦術。

決定
怯えない。だます。プレーを決めるための認識-心理。

実行
成功させるための有効な技術。

ミゲルは、暑いコートの上で楽しそうに選手たちとフットサルをしていた。3つのカテゴリーに向けて1.5時間ずつ、セッションも交流会も、最初から最後まで、楽しそうに一生懸命にやっていた。

ここ最近では、ミゲルに対してお金や名声の印象が強くなってきていた。本の出版、テレビ出演、DVD、これらを宣伝するSNS…、しかし今回のこのクリニックで、そんな印象はぶっ飛んでいった。僕の感じていた印象は僕の人間性がそうさせていた。ミゲルは全力でフットサルを日本に広めてくれていたと思う。

今回のクリニックがどうだったか、ミゲルはきいてきた。クラブにとってではなくて、子どもたちにとって。ミゲルの、その配慮、気遣いが嬉しかった。子どもたちは、偉大な人と交流できたことで素晴らしい経験になったと思っているし、そう願っている。

とはいえ、子どもたちだけではなく、僕たちテクニカルスタッフも非常に良い経験をさせてもらった。各監督に助言してくれたり、彼の取り組む姿勢や方法論を間近で見れたことは、大きな学びにつながった。私たちの道が間違ってはいないという再認識もできた。

決断力に働きかけることができるクラブは、日本にはまだ数少ないと思う。僕たちから、頑張って伝えていきたい。