
色々な国についての説明と日本との比較がされていた本。自分の好奇心とともに積極的になろうと感じた、この本には好きなことをやる大切さもあった。
"読者の中には子どもがいて、彼らに人生を教えていかないといけない責任を負っている人もいるはず。どう生きたらいいのか?なんて、不安をつぶやいている時間は、あまり残されていないのだ。グローバリズムで、小さな不安はきっとなくなる。なくなるというより「不安がってる場合ではない!」というのが実情だ。"
"僕がずっと前から言い続けている、「好きなことを好きなだけやる」生き方が、より明確に価値を持つことになるはずだ。国境や言語など、かつては乗り越えるのが困難だった壁が取り払われていくことで、あらゆるチャレンジが容易になっていく。"
"「イヤなことを我慢して努力している」人が評価される時代は終わりだ。"
"「好きなことをしている人がビジネスでも人生でも、一番強い」時代へ、日本も移行するだろう。いや、実は元からそうなのだけど…。"
将来のために、将来が不安で、人並みの生活ができるように…、勉強をしないといけない??そう言って好きな遊びをやめてしまうような子どもたちを何人か見た。こういう業界に入るまで、そういう子どもがこんなにもいるとは思っていなかった。接した子どもの人数が少なかったのだろう、子どもは好きなことをやって、キラキラしているもんだと思っていた。親の世界観で子どもの生きる世界は変わる。そんな子どもたち同士の交流でも世界観は変わる。
一部の親は持つ、ネガティブな世界観や先見性。そして、それを煽るようなサービスが社会には存在する。フットサルが好きなのに没頭しない彼らは多くの学びや喜びを失っている。好きなことには学びの資源が多い。自分との闘い、仲間意識、それらに本気で向き合う。
普通の人生、人並みに生活ができること、それができるために勉強する。そういう言葉を子どもからきく時、自分は辛い。でも、子どもはもっと辛そう。憧れるものに向き合う勇気がないことや不安な気持ちに勝てていないことを、自覚している。大人は、彼らの可能性をみて、彼らの好きなことをみて、彼らを信じ、彼らを許し、ネガティブからポジティブになれる力を持てるように頑張っていきたい。
"君たちの国境は、頭の中にある。"
"面白いことがない。世の中、つまらないことばかり。格差の広がる日本に明るい未来はない…などと、ネガティブな思いこみで、いろいろなチャレンジをしないで生きている。"
"そして「日本にいて日本が褒められていれば安心」「外国暮らしは言葉が通じないから苦労するに違いない」「旅行はお金がかかるから行きたくない」と、自らの動きだしを制限している。"
"この意識を占めている、強いストッパーが、君の中の国境だ。"
国を出る出ない関わらず、多くの人が様々なストッパーを持っている。ストッパーを持ちすぎだ、そのストッパーを言い訳で頑丈にしている。ストッパーをどんどん占められるかのように、しつけられている気がする。そして、その占められてきたストッパーによって、外れてはいけないストッパーがすっ飛んでしまう…。
占められてきたストッパー、どのストッパーをどう外すかが今の社会では大切になっているよう。でもおかしな話でストッパーを外せる人にとってはチャンスなのかもしれないと、ずっと思っている。
ストッパーを外す、そのきっかけになりそうな本。