大人が子どもに色を染めないように
生まれた頃は誰もが幸せなのに、親や環境が引き目を感じるよう洗脳してしまい、不幸にしてしまうんだと思います。 「他人は変えられない。変えられるのは自分だけ」紀里谷和明が語る、ズルくない生き方
子どもは、その場にあるものをそのまま受けとる。大人の場合、そのまま受けとれないことはよくあるだろう。肩書きや職業、生活の中でうまれてしまったコンプレックス…。真白な子どもたちに、大人たち色をつけていく。
個性が尊重されるべきという話は、訪れて去っていったかのようだ。個性が何かわからない、尊重が何かわからない、それを伝える役目は大人なのだが、大人が個性を尊重されてきていない。みんなと合わせる教育を受けてきたので、子どもにも合わせるように押しつける。こうでなくてはならない、と押し付けられた側はコンプレックスを抱いていく。
私たちが持つ濁った色を子どもに塗らないように、子どもたちが少しずつ色を獲得するようにできたらと思う。
自己規制の悪循環
自分が自分を規制しているから、人に対してもすぐジャッジしようとする。 「他人は変えられない。変えられるのは自分だけ」紀里谷和明が語る、ズルくない生き方
みんなと合わせるように教育されていき、それに慣れてくると第三者の目線を恐れる。みんなと違う自分が恐くなる。他人に何か言われていないかを気にする。しかし誰が自分のことなど話しているのだろうか。きっと、それは自分が自分について考えすぎているだけであって、きっと自分のことなどそう言っていない。逆に言えば、誰もが言われている。
自分が他人の目を気にして、そうやって自分を規制する。そして自分を規制してしまうと、もっと他人の目が気になっていく。自分たちを縛りつけて、自分を縛るゆえに他人も縛りつけて苦しめさせる。
子どもとの時間
「子供をどう育てたらいい?」という人がいるけど、子供から教わったらいい。僕たちがおかしくなっているだけなんです。「他人は変えられない。変えられるのは自分だけ」紀里谷和明が語る、ズルくない生き方
日々、彼らから教わることばかり。彼らと接していて自分が腹ただしく思うことは、結局は自分に問題がある。