2015年10月1日木曜日

コミュニケーション能力も段階的に育む。期待感を繰返し伝えること。



科学的トレーニングや分析を駆使してなどの話題が先行しますが、それはあくまで方法論であって、勝てるチームは、要は選手のやる気というメンタル的な要因が大きいものです。そのために、監督は日常から選手とコミュニケーションを図り、繰り返し期待感を伝える努力をし、さらに試合で結果を出し、自分の発言の正しさを証明していくわけです。そのサイクルを重ねることで強靭なチームが出来上がります。
【小島啓民の目】指導者のお手本とも言える工藤采配 強いチーム作りに必要なモノより

コミュニケーションの種類


2人での話し合い。監督と選手、もしくは選手と選手

3人での話し合い。監督と選手2人、もしくは選手3人

チームでの話し合い。監督が介入する、もしくはしない


小学生の年代で選手たちが考えることは、大体は自分のこと。


ボールを触ること、シュートを入れること、抜かれないこと…など彼らの心理的段階はそこにある。選手の技術的能力や戦術的能力の段階としても、彼らが知っているものには限りがあるので個人のプレーに焦点をあてて教えていく。

仲間を想いやることや犠牲の心を持つこと、チームのためにプレーする心理的能力は、まずは自分がないかぎり不可能であるので、この段階でしっかり自分を強化することが大切となる。

しかし、この段階でもチームでプレーすることを教えるべきであるのは確かである。選手たちも教えれば理解してくれる。でも教えすぎてはいけない、まだ人生を知らない彼らは不安を持ち合わせている。周りとの調和ばかり教えすぎると、周りに合わせて動く意志の弱い選手だったり、周りを見てから動く決断できない選手となってしまう。自分のプレーを自分の意志で出せるように伝えたい。


他人との2人の関係における自分


小学生高学年や中学生ぐらいになると自分と他人の直接的関係にいっそう気が向くようになり、重要視しないといけない。その2人での関係性の構築もしくは破壊の仕方を覚えるべきである。ここを飛ばしてしまうと、チームという集団にいきなり合わせることとなり個々の力を最大に発揮することが難しくなる。

日本の戦術的能力の問題点のひとつであり、技術的能力の取得に大きな力を入れるものの、個人戦術や基本集団戦術の取得をすることなしにチーム戦術に適応させられる。そのように適応させられた選手はチームの戦術にあわせるばかりで自分のプレーが失われがちとなる。すべての人が持つ力を大きく出力させるためには、段階的に戦術を学んでいかなければならない。


選手の成長に応じたコミュニケーションを


小学生が選手全員で話すミーティングをさせる必要性は低い。監督を含めた全員ミーティングも最低限に留めなければならない。やたらとミーティングをし過ぎないように。どの年代でも必要なことは監督と選手の個別コミュニケーションと、段階に応じた集団ミーティングである。しかし、個人のことでもチームで分かち合わないといけないことも必ずある。