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2015年8月3日月曜日

仲間や相手にリスペクトがあるからこそ、決断する汚ないプレー



“僕が世界でビジネスをしていると、本当にゴール前でハンドしてシュートというような人ばっかりで、よく嫌がらせ受けたりするんですけど、そのぐらいやっぱりやらないと、世界では勝てないということを考えると、もう少しワイルドな戦い方とか、本当に攻め方、これをちゃんと教えないと、スキルは高いんだけど結果が少ないということが多いかなと。”
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汚いプレーは人としての強さがないとできない


育成年代において、少し教えにくいことに汚いプレーがある。汚いプレーは相手チームに悪い印象を与えてしまう。見ている保護者にもそうだろう。そして間違った教え方をしてしまえば、子供にとって良くないことを学ぶ可能性がある。

しかし汚いプレーというものは、チームが勝つため、目の前の相手選手に勝つため、その責任を背負った選手にしかできない。さらに、汚いプレーの真相をわかっていない人たちの中では尚更のことだ。

人のことを、ただ馬鹿にしたり傷つけたりするプレーは汚いプレーではなく非紳士的プレー。自分の弱さや甘さによるプレー。汚いプレーは自分の強さや厳しさによるプレー。


紳士的な汚いプレー


相手のチャンスを摘むためにファールをした。これは偉大なファールとなる。もしファールをしなかったら点を奪われる可能性が高かった、だからファールをしたとしたら卑怯なことなのだろうか。

真剣勝負を共に戦う、大切な仲間がいるからこそ自分は汚いプレーをする。やるかやられるかの真剣勝負の中で相手をリスペクトして戦うからこそ、あらゆる手を尽くす。そこに仲間と相手に対する尊敬した想いがあるからこその思い切ったプレー。

当然、ファールした時の振舞いが大切だし相手に怪我をさせるようなものはダメだ。


ルールを破るとき


社会を生きていく上で、幾度となくルールを破るべき瞬間はやってくる。その時は、自分の利益のためにルールを破るのではなく、仲間やチームのために破る瞬間だ。その時に人の目なんて気にせず、自分の信念にしたがいルールを破ることはできるだろうか。