概要
ある刺激に対して、出来る限り短い時間で行う動きの反応の早さ。選手が行うそれぞれの反応は、刺激の種類に左右されている。
- 聴覚:審判の笛、仲間の指示、監督の指令…
- 触覚:ボールとの接触、相手や仲間との接触…
- 視覚:ボールの軌道、仲間のポジション、相手やキーパーの位置…
2つに分けられる反応の早さ
- シンプル:一つの刺激に対して一つの反応
- 複雑:様々な刺激に対して様々な反応
反応の早さは練習することができる
- 視覚より聴覚と触覚の方がより簡単に反応する
- 刺激される器官が多いほど反応の速度は劣るだろう
- 刺激が激しいほどリアクションは良いだろう
- リアクションの早さは18歳から25歳の間で最高となる
練習メニューの例
聴覚の刺激
ペアとなりダイレクトでパス交換をしていく。
監督が笛を鳴らしてボールを持っている選手が攻撃、持っていない選手が守備。
視覚の刺激
全選手が他の選手に当たらないようにボールを運んでいく。
監督がコーンを手に持ったら、その色の四角に出来る限り早くボールを運びながら入る。
触覚の刺激
ゴールラインにボールを持ちながら、コートの外に向けて立つ。彼らは追跡者。
その後ろに一人ずつ立ち、追跡者の背中を触ったら逆の陣地に入るまでボールを運びながら逃げる。
追跡者もボールを運びながら追いかける。
どのように使うのか
反応の早さとは、どのように行うかを知ることでもある。フットボールにおいてそれぞれの感覚をどう使うかを伝える。
フットボールというスポーツの中でいかに統合的に監督がやれるかが最も重要。