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2014年1月9日木曜日

自分を持ってプレーする責任感

試合中の「ごめん」「わるい」「すまん」という謝罪のコミュニケーション。謝るのはなぜか。

スペインの選手を見ていると試合中にミスを受け入れることがほとんどない。何か違うことのせいにしているか、ミスなどなかったかのように次のプレーに移行している。スペインにいたとき僕は、自分が試合に出るためには試合や練習中に非を受け止めるような仕草をしてはならないと思った。


ヘスス・ベラスコのジェスチャー。スペイン人は謝るより、こういうジェスチャーで自分の意図を主張する。

試合中や練習中は例えミスがあっても絶対に非を認めないと決めてプレーした。常に自分の意図があることを主張した。だからこそ自分への責任感が増し、以前より自分のプレーに精神的強さが生まれてきたように感じる。

その強がりが一つの学びを生んだ。自分のレベルを把握して失敗や間違いを諦める、次から次へと滞らないようにプレーするようにいつの間にかなっていた。

謝る言葉を発しているということは試合は進んでいるのに当事者は停滞している。試合中に謝ることは大体の場合、自分の失敗という重圧から逃げているようなものだ。