同じアジアのチーム、イランがスペインと対戦した。イランは日本とアジア1を争うチームであり参考になった。
日本がブラジル相手に「挑戦者」的な試合運びになったのに対して、なぜイランはスペインに対して「対等」に試合を運べたのか。日本は謙虚になりすぎなのか。
イランの体格はスペインと見ていて劣らなかった。身体の強さ自体はスペインの方が強いように思えた。
前半はスペインの強さがいかんなく発揮されていた。相手の守備を引き出す駆引きや能力がやはり高い。支配率だけを見ればイランが58%。後半はイランが意地を見せだす。多少の能力差があろうとイランが優勢に進める。
イランは日本と同じぐらいの力であろうから、イランもスペインに対して挑戦者であるのだろうと思っていた。しかしイランは、慌てたりプレーに急ぎが入ったりすることなく、自分たちのペースで堂々と戦った。
AFCフットサル選手権の優勝国
1999:イラン9-1韓国(日本4位)2000:イラン4-1カザフスタン(日本4位)
2001:イラン9-0ウズベキスタン(日本4位)
2002:イラン6-0日本
2003:イラン6-4日本
2004:イラン5-3日本
2005:イラン2-0日本
2006:日本5-1ウズベキスタン(イラン3位)
2007:イラン4-1日本
2008:イラン4-0タイ(日本3位)
2010:イラン8-3ウズベキスタン(日本3位)
2012:日本6-1タイ(イラン3位)
イラン代表ワールドカップ
1989:不参加1992:4位
1996:1回戦
2000:1回戦
2004:1回戦
2008:2回戦
日本代表ワールドカップ
1989:グループリーグ1992:予選敗退
1996:予選敗退
2000:予選敗退
2004:グループリーグ
2008:グループリーグ
歴史は経験値を物語り、とても大切なものだと思う。イランは世界の強豪に既に入っている。日本は、まだ入っていない。グループリーグを突破したことがない。
サッカーと混同してしまっていたのだろうか。イランがなぜあれだけ堂々とフットサルをやれて日本はやれなかったのか、疑問を感じてしまったが、疑問を感じるのはまだ早かったようだ。
まだイランと同じくらいの力であるとなんて言えないのだと思う。